最近うれしかったのは、ヨガの先生に「集中力がある!」とほめられたこと。
何で培われたか。それはきっと仕事と子育てです。
独身のころは、ロケが終わればスタッフと飲みに行ったり、編集に入れば編集室に泊まったり、生活の大半の時間は仕事がらみ。それが当たり前で楽しかった。
しかし、子どもがうまれて「○時までに家に帰らねば」という状況に追い込まれると、意外に手際よく仕事ができるようになった。そこで培われたのが、上記の「集中力」だと思う。ADのころは「ゾウガメ」と呼ばれ、のろまが売りだった私でも、状況次第で成長できるのだ。ありがたいことです。
でも、結局私はディレクターの仕事をうまく続けることができず(長期で家を空けることが難しい等の理由で)、今はプロデューサーとして仕事をしており、それが大変面白いと思っている。
ドキュメンタリージャパンはADもディレクターも、非常に女性が多い。その中にはいわゆる結婚適齢期の女性もわんさかいる。
そんな彼女たちが心配しているのが、子どもを産んだらディレクターを続けられないのではないか、ということと聞く。同様の思いがあった私としては、そんな彼女たちをぜひ応援したい。続けたいと思う人が続けられるような環境になればと心底思う。
もし、子供が産まれて「子供が急に熱を出した。でもロケに行かなきゃ・・・」というときは、ベビーシッター引き受けますので、言ってください。3人育てているので、けっこう役に立つと思います。