ザ・ノンフィクション
「わたし、スナック継ぎます 〜ママは新卒Z世代〜」
【フジテレビ】4月30日(日)14:00〜14:55
2022年春…多くの若者が新たな一歩を踏み出す中、周囲を驚かせる道を選んだ女子大生がいた。
名門・一橋大学を卒業した千里さん(23歳)。友人たちが大手企業に就職していく中、彼女が選んだのは「スナックのママ」になること。東京・国立市の繁華街から少し外れた場所で23年続く小さなスナックの経営を引き継ぐことを決めたのだ。
二十歳の時、初めてスナックに入り、不思議な居心地の良さからアルバイトを始めた千里さん。そのセンスを見込まれ、体力に限界を感じていた70代のママから「後を継がないか」と声を掛けられた。迷った末に「世代を超えたコミュニティーの場を作りたい」と、親の反対を押し切り、店を引き継ぐことになったのだ。
クラウドファンディングで資金を集め、店を全面リニューアル。できることは、可能な限り全て自分で。掃除に招待状作りと、開店準備に追われながらも笑顔を見せる千里さん。しかし、一人暮らしの部屋に戻ると、頭をよぎるのは不安ばかり…たった一人での孤独な挑戦に、誰にも弱音を吐けず涙を流す夜もあった。
それでも諦めない千里さん。「絶対にスナックのママ」になる。千里さんには、そう決めたある理由があった…
先代ママの思いを引き継ぎ、新たな居場所を作ろうと一人奮闘するZ世代の新米ママの1年を追った…