英雄たちの選択
「女子教育のその先へ〜津田梅子・科学への夢と葛藤〜」
【NHK BSプレミアム・NHK BS4K】7月27日(水)20:00〜20:59
明治時代、男性中心の教育に異を唱え、日本の女子教育の発展に尽力したことで知られる津田梅子。梅子が女子教育に目覚めたのは、6歳のときから11年間アメリカに留学した経験が大きいと言われている。帰国後、英語教師となった梅子が直面したのは、女性に対する良妻賢母の教育。学問を修め、社会で活躍できる女性を育てるという梅子の理想とは、かけ離れていた。
そこで梅子は教師としてさらに向上するため、24歳で2度目のアメリカ留学を敢行する。ところが意外にも、留学先の大学で梅子が専攻したのは「生物学」だった。日本では当時、科学は女子が学ぶ必要のない高尚な学問とされていた。そんな中、梅子はのちにノーベル賞を受賞する指導教授と共著論文を発表するなど、科学の世界にのめり込んでいく。
科学への夢か、女子教育への志か・・・。津田梅子の苦渋の選択と知られざる実像に迫る。