NHK BS1スペシャル
「不登校がやってきた2 聞きたい、子供たちの声」
【NHK BS1】4月2日(土)21:00〜21:49
わたし(ディレクター)には3人の子どもがいる。
そのうち2人が不登校だ。学校に行けない子どもたちと一緒に悩み葛藤した様子を、セルフドキュメンタリーとして昨年放送したところ、不登校の当事者やその家族から「よく実態を描いてくれた」「うちも同じように困っている」と大きな反響をいただいた。それをきっかけに、さまざまな不登校の子どもたちとのつながりができた。
不登校というと、腫れ物に触るように扱われたり、ただ怠けていると思われたりすることが多い。しかし、会ってみると実に多様で、共通点があるとすれば、学校に行っていないことぐらいだ。
不登校は増え続け、20万人に迫る勢いだが、不登校対策は自治体によってばらつきがあり、十分とは言い難い。大人は何をすればいいのか? それを知るためには当事者である子どもたちの声にもっと耳を傾けるべきではないか? そんな思いを抱くようになった。
そこで第二弾となる今回の番組では、不登校の子どもたちを訪ね、彼らの胸の内を聞かせてもらった。学校で感じたこと、行かなくなったきっかけ、毎日思うこと、周囲の大人に言いたいこと・・・不登校の子供たちの本音が、日本の教育環境が抱えている様々な問題を浮かび上がらせる。