英雄たちの選択
「家康が夢見た”開国”」
NHK BSプレミアム・NHK BS4K 10月13日(水)20:00〜21:00
江戸幕府の開祖、徳川家康。
いわゆる「鎖国体制」を築き、およそ260年にさ及ぶ天下泰平の世を作ったと語られることが多かった。
ところがその家康は誰よりも先端的な「開国主義者」だった…。夢見たのは「世界に開かれた自由貿易の国、日本」イギリス人航海士、ウィリアム・アダムスを外交顧問として側近にし、日本初の洋式帆船を建造。
その船は家康の親書を携え、太平洋を越え航海していた。スペイン領メキシコとの貿易を始めようと目論んでいたのだ。
そして家康は大航海時代の帝国「スペイン」と堂々と外交交渉を行った。
しかし、徳川幕府の外交方針は急展開する。
キリスト教の信仰、布教を禁じ、南蛮貿易の相手として長年日本と関わってきたポルトガル、スペインを排除していく。そのきっかけを作ったのも実は家康だった。
一体家康に何が起きたのか?なぜ世界への扉を閉ざすようないわゆる「鎖国」へと大きく舵を切ったのか?
知られざる「開国主義者・徳川家康」。天下人となった家康の苦渋の選択に迫る。